老健の薬剤師の求人に応募をする時に確認すべきことは?


老健に勤める薬剤師は、高齢の利用者を対象に調剤や服薬指導など様々な業務を担当するため、仕事を通じて様々な医薬品に関する専門知識や実務経験が求められることがあります。また、施設によっては、薬剤師をはじめとした医療従事者も早朝や夜間の勤務があるため、求人選びをする際に各施設のスタッフの勤務体制をきちんと把握することが重要です。

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老健に勤める薬剤師が求められるスキルについて調べておこう

老健の薬剤師の求人を選ぶに際には、現場内で薬剤師が求められるスキルについて早めに調べ始めることが重要です。特に、認知症や障害を抱えている高齢の利用者と接する機会が多い現場においては、調剤や服薬指導といった薬学に関する専門的な知識や技術だけでなく、一定のコミュニケーション能力も必要とされます。

また、糖尿病や高血圧症などの慢性疾患のある患者に対応をするうえで、看護師などの他の職種のスタッフに協力を得ながら、日々の健康管理のポイントや副作用のリスクについて分かりやすく説明をすることが大切です。最近では、薬剤師が不安なく仕事に取り組めるように、現場の状況に応じてスキルアップ研修を実施している老健の数も増えており、ベテランだけでなく若手の薬剤師も働きやすい環境が整いつつあります。

また、各施設の利用者の年齢層や健康状態などによって、薬剤師に必要とされるスキルが異なるため、求人選びをする際にはきちんと興味がある施設の事情を理解することが大事です。なお、薬剤師として老健に勤めたことがない人は、配属先によって業務に慣れるまでに時間が掛かることもあるため、自分のペースでスキルアップを図りやすい施設を見極めることが肝心です。

交代制勤務のある職場を選ぶ時は無理なく働けるか慎重に判断しよう

薬剤師が交代制勤務がある老健を職場に選ぶ場合には、求人票を使って一か月あたりの休日の日数や一日の労働時間などを確認して、無理なく働けるか慎重に判断をするのがおすすめです。特に、医療従事者の人数が不足しがちな施設においては、希望通りの休日を取ることができなかったり、日常的に残業を任されたりすることもあるため注意が必要です。

また、交代制勤務に慣れていない人は、ハードな勤務のために生活リズムが乱れやすくなることもあり、長く同じ職場でキャリアを積むために、継続して自分の体調管理をしっかりと行うことが大切です。医療従事者の処遇改善に努めている老健の中には、様々な雇用形態のスタッフを増員して休日を取りやすくしたり、毎日の業務量を見直したりしているところもあり、時間を掛けて各施設の取り組みに目を向けると良いでしょう。

その他、交代制勤務がある老健においては、日々職場内で顔を合わせるスタッフが異なるケースが多くあります。そうした中、少しでも同僚や他の職種のスタッフと良い関係を築くには、積極的にコミュニケーションを取ったり、担当の利用者について情報を共有したりすることがポイントです。

業務経験が少ない人は新人研修に力を入れている施設を選ぼう

薬剤師の業務経験が少ない人は、老健で働き始めた後に上手く能力を発揮できなかったり、スキルの面で不安を感じたりすることもあります。こうした悩みを解消するには、新人研修に力を入れている施設の求人を探すことがとても重要です。

大手の医療法人などが運営する老健の中には、若手の薬剤師を対象とした業務研修の期間を長く設定したり、職場内で先輩の薬剤師にフォローを受けられるようにしたりするところが少なくありません。また、新卒者だけでなく第二新卒者やブランクがある人を受け入れている施設の数も増えているため、早い時期から施設ごとの研修の状況について把握をすることがおすすめです。

最近では、職場内だけでなく外部研修も積極的に取り入れている老健もあり、様々な角度から薬剤師として必要なスキルを磨くことができるようになっています。新人研修をはじめとした人材育成の取り組みについては、各施設の公式サイトや求職者向けの資料などに文章や写真などを交えて詳しく紹介されることもあります。

そのため、自分にとって都合が良い時期に老健の求人に応募をするために、求職中に各地で評価が高い老健の特徴を確認しておきましょう。

職場選びに悩んでいるときは医療関係の事業者が集まる就職相談会にも参加しよう

薬剤師を積極採用している老健は全国に多くありますが、なかなか条件に合う職場の求人が見つからないという人は、医療関係の事業者が集まる就職相談会に参加をしてみると良いでしょう。たとえば、若年層の薬剤師の有資格者が多く参加する就職相談会においては、各施設の担当者に老健に勤務する薬剤師の具体的な仕事内容や待遇、キャリアアップの方法など分かりやすく説明してもらえることがあります。

また、施設によってはその場で書類選考や面接の申込ができることもあるため、就職活動の際に時間を有効に使いたい人にもおすすめです。その他、老健に勤務をしたことがない人であれば、職場の雰囲気や薬剤師の働き方について詳しく知るため、施設長や人事の担当者だけでなく、現場で働く薬剤師と直に話ができる就職相談会を探してみましょう。

出産や育児を希望する人は長期休暇を取得しやすい施設を見つけよう

薬剤師として老健に就職をした後に出産や育児を考えている人は、業務内容や待遇ばかりでなく、産休や育休などの長期休暇を取得しやすい施設を見つけることが何よりも大切です。たとえば、20代や30代の職員の人数が多い老健においては、産休や育休を希望する職員に対応するため、臨時でパート職員の採用を行ったり、フォローアップの制度を整えたりするところが目立ちます。

また、職場復帰を果たした後に順調にキャリアアップを図ることができるよう、一人ひとりの薬剤師の事情に合わせて業務研修や資格取得のサポートをする施設の数も増えています。なお、数ある老健の中でも、職員の入れ替わりが激しいところや、日によって勤務時間が不規則なところに就職をする場合には、タイミングよく長期休暇の申請ができないケースもあります。

そのため、採用試験の際に長期休暇の取り方についても、担当者ときちんと話し合うことが大事です。

求人選びの段階から働きやすい老健を見極めるには

薬剤師が老健で長く働くには、様々な施設の求人に目を通して、業務研修や日々の専門的な業務を通じてスキルを磨けるところや、休日数や労働時間などの面で無理なく働けるかどうか判断することが重要です。また、老健における薬剤師の働きぶりについて理解を深めるため、各地の老健の人事担当者や現役の薬剤師と相談できる機会を利用するのも良いでしょう。

参考>薬剤師の求人